ウィル・スミスに10年間授賞式出席禁止、アカデミーが処分公表
2022年04月09日 06:00
芸能
米メディアによると、スミスは8日「決定を尊重し受け入れる」との声明を出した。スミスは騒動を受けアカデミーを退会している。
授賞式では、脱毛症を公表しているスミスの妻ジェイダ・ピンケット・スミスに向けロックさんが「(映画)『G・I・ジェーン』の『2』が待ち切れない」と発言。同作品は主演のデミ・ムーアの丸刈り姿が話題になった映画で、スミスはステージに上がってロックを平手打ちした。
スミスはその後も会場にとどまり、映画「ドリームプラン」で主演男優賞を受賞。翌日、インスタグラムへの投稿で「ジェイダの健康状態に関するジョークは我慢ならず、感情的に反応してしまった」と釈明し、「ロックに謝罪したい」との意向を示した。
アカデミーは3月末、スミスの懲戒手続きに着手。4月18日に開く理事会で処分が決まる可能性があったが、スミスの退会表明を受け8日に会合を開催した。
スミスの行為には映画界から非難が巻き起こる一方、脱毛症に苦しむ人たちからはロックの言動を批判する声も上がっている。(共同)