“無罪請負人”弁護士 ゴーン被告弁護打診された時の心境 当初「荷が重いから無理…お断りしようと」
2022年04月22日 11:58
芸能
ゴーン氏は7年間で約170億円の役員補修を約79億円と偽って有価証券報告書に記載。2018年に逮捕された特別背任の容疑を含め4度逮捕、全てで起訴された。
2019年3月、1度目の釈放で清掃員の格好をして出てきたことが大きな話題となったことについて弘中氏は「清掃員の格好をして目立たないように出たようんですけど…。あれは(弁護団の1人の)高野弁護士の作戦だったんです。逆にびっくりしました」と振り返った。
そもそもゴーン氏の弁護を引き受けた経緯として「私の知り合いの弁護士を介して、ゴーンさんが新しいチーム(弁護団)を作りたがっていると。とりあえず奥さんと話をしてくれませんか?と言われまして。Zoomで通訳つけてということで、話をきいてみようかという気になっちゃって。それで話を聞いていると、奥さんが大変困っていて、悩んでいらっしゃるというのがよくわかった。つれなくもできないから一度ゴーン氏に会って話をしましょうということにして。でも『荷が重いから無理じゃないかな、お断りしよう』という気持ちだったんです」と回想。
2019年2月にゴーンと面会し、弁護団に参加することになったが「特捜が本気でやっている事件だから。しかも海外の方だから半端じゃないと思っていました」と当時の率直な思いを振り返った。