網走出身の丸田佳奈医師「北方領土の方に流されるリスクある」　知床観光船の遭難事故で

　タレントで産婦人科医の丸田佳奈氏（40）が30日、放送の読売テレビ「あさパラS」（土曜前9・25）に生出演。北海道・知床半島沖で起きた乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU1（カズワン）」の遭難事故について語った。 　KAZU1は水深120メートルの海底で発見されたものの今も12人が行方不明。さらに、ロシア側から国後島西側の海域で救命胴衣を着た漂流者を発見したものの悪天候で見失ったという連絡もあった。

　北海道・網走出身の丸田医師は「親戚が漁業の会社をやっている」と明かし「知床岬を超えたあたりから他の海流も合わさって、流れがめちゃくちゃ速くなるらしい」と現地の状況を説明。その上で「北方領土の方に流されるリスクもある」と指摘した。

　また、読売テレビの解説委員長の高岡達之氏は、ロシア側から漂流者発見の連絡が「ファクス」だったことを挙げ「今の日本とロシアの距離感を表している」と北方領土周辺の海域に流されると捜索に手こずる可能性について言及した。