高畑充希が“高畑充希”演じる 自身の生き方をもとにした新作舞台で主演

2022年05月11日 05:00

芸能

高畑充希が“高畑充希”演じる 自身の生き方をもとにした新作舞台で主演
完全オリジナル新作主演舞台「宝飾時計」に出演する高畑充希 Photo By 提供写真
 女優の高畑充希(30)が、来年1月に東京芸術劇場プレイハウスで上演される新作舞台「宝飾時計」で主演を務める。脚本家の根本宗子さん(32)が、高畑の生き方を参考に役を膨らませて書き下ろしたオリジナル作品。子役から活躍する売れっ子女優が30歳を迎え、一人の女性として悩みや葛藤を抱える姿が描かれる。
 根本さんのファンだった高畑が「私に芝居を書いてほしい」と熱烈オファーしたのをきっかけに、企画がスタート。根本さんは構想に5年をかけ、高畑に当て書きして脚本を完成させた。高畑は「根本さんの作品には、いとおしく、歪(いびつ)な人たちが出てくる印象。私もそんなキャラクターを作れたら」と話している。

 完全オリジナルの新作舞台で主演を務めるのは、女優デビュー作となった山口百恵トリビュートミュージカル「プレイバック Part2~屋上の天使」(2005年上演)以来。当時13歳の高畑は同舞台の主役オーディションで9621人の中からグランプリを獲得し、芸能界入りを果たした。

 舞台で存在感を放ちながら、16年にはNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でヒロインに抜てきされた。17年に日本テレビ「過保護のカホコ」で民放ドラマ初主演以降、数々の作品に主演。今月18日からは主演舞台「奇跡の人」が始まり“トップ女優”として輝き続けている。

 そんな高畑の生き方や胸中の一端がうかがえる物語。劇中では過去と現在を行き来しながら人生を振り返る場面があり、子役時代も演じる。「愛と毒気がたっぷり詰まった普通じゃない話。そこに全力で向かっていきたい」と意気込んでいる。(小田切 葉月)
【楽天】オススメアイテム