六平直政 役者人生振り返り「人との出会いも財産ですよ。お金とか高いものじゃなくて」

2022年06月02日 17:04

芸能

六平直政 役者人生振り返り「人との出会いも財産ですよ。お金とか高いものじゃなくて」
俳優・六平直政 Photo By スポニチ
 俳優の六平直政(68)が2日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演し、45年の役者人生を振り返った。
 司会の黒柳徹子が「デビュー45年で本当に素晴らしい方たちとのめぐり逢いがあったんですね。松方弘樹さんもずいぶん可愛がってくださったんですって」と聞くと、六平は「テレ朝の遠山の金さんでね。レギュラーなんかになれるものは何もないのにレギュラーで呼んでくれて」と言い、「可愛がってくれて毎週水曜日にお食事会で、こんなにうまいもんが世の中にあったんだって。松方さんが“おい六平、端から端まで食っていいぞ、この寿司”って言って、俺、大食いですから“大将、端から端まで2貫ずつ握って”って。往復はできなかったですけど、ちょっと戻るくらいまでは食えましたよ。おいしかった。いつも松方さんのごちそうですから、相当払ってますよ。本当にお世話になりました。いろんなこと教えてもらいました」と振り返った。

 また、北野武監督との出会いについて「勘三郎さんと西麻布のホワイト、みーこママの所で飲んでいて、誰か入ってきたと思ったら、勘三郎さんが“あっ、たけしさん”って。俺、ファンだけど初対面で。一緒に3人で飲んで、“俺は六平さんの作品、全部見てるよ”って言うんですよ。何で見てんのかなって思ったら“いいんだよ、何やっても安っぽくて”って。やっぱり俺、何やっても安っぽいんだなって」と笑い、「ちょうどその時に、ブラザーという映画をやる直前で、北野監督がキャスティング終わっちゃったけど、渡哲也さんの一つ下の偉い親分の役が決まってなくて六平さん、やってくんねえかなって、その場で。それでブラザーに出て、初めて北野組に出て、それから呼んでもらって」と明かした。

 そして「徹子さんも一番わかっていると思うけど、人との出会いも財産ですよ。お金とか高いものじゃなくてね」としみじみと言い、「津川雅彦さんの食事会がなかったら俺、徹子さんとご飯なんて食べてませんもん。ああいう出会いがなければ徹子さんともお会いしてないし」と話した。
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