藤井王位 3連覇へ“原点回帰” デビュー前回想「対局者として戻ってこられてうれしい」

2022年06月28日 05:00

芸能

藤井王位 3連覇へ“原点回帰” デビュー前回想「対局者として戻ってこられてうれしい」
王位戦第1局の検分に臨んだ藤井聡太王位(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 将棋の藤井聡太王位(19)=王将、竜王、叡王、棋聖含めて5冠=が挑戦者に豊島将之九段(32)を迎える第63期王位戦7番勝負第1局が28日、愛知県犬山市で開幕する。27日は対局場検分と記者会見があり、3連覇を目指す藤井は同市での王位戦第1局を見学に訪れた、まだプロデビュー前の第57期を回想。「そういった舞台に対局者として戻ってこられて、うれしく思います」と喜びを語った。
 その第57期は当時の羽生善治王位に木村一基八段が挑戦。第1局は木村が制したが、7番勝負は羽生が4勝3敗で逆転した。「機会がそれまでなかった。トップ棋士の戦いを間近で見られて勉強になった」。当時中学2年生。第3局前日の7月19日に20歳の誕生日を迎える藤井は、6年の歩みに思いをはせた。

 一方の豊島は昨年度、王位戦、竜王戦、叡王戦で屈した藤井との7カ月ぶりのタイトル戦。無冠転落から再起の舞台へ駒を進め、「もう少し時間がかかると思っていた。(成果を)盤上で出していきたい」と意気込んだ。
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