「はじめの一歩」森川ジョージ氏、盟友・高橋和希さんが残した言葉明かす「漫画に思い残すことはないと」
2022年07月08日 17:16
芸能
一夜明けたこの日、森川氏は「一晩経って少し落ち着いた。追悼とは故人の思い出を偲ぶものらしい。世界中にいる高橋さんのファンへ、自分の知っていることを少々お裾分けしようと思う」と思い出を回顧。まだ売れる前の「オンボロ木造アパート」での思い出や、「なけなしのお金でよくボーリング場で朝まで過ごした」ことなどを振り返った。
その後「遊☆戯☆王」が大ヒットし、仕事場は高層マンションの一室に移動。訪問した際には「俺は責任を果たしたよ、漫画に思い残すことはないよ」「アシスタント全員に連載を持たせてあげられた。しばらく一人でやっていけるだろう、俺も一人でやるよ」と語っていたという。
「今(当時)はPCでコツコツとアニメを作っていると言う 一人で〆切もないのはいいぞ、と笑っていた。元々アニメーター志望だったから原点回帰なのかもしれない」と高橋さんがアニメを作っていたことを明かし「ふと思う。何故あの時作りかけのアニメを見せてもらわなかった?故人のPCを開けるのは親族以外はタブーだと思う。しかし遊戯王が最後に残したものはなんだったのか。おそらくそこに収められているのは羨ましくて勿体ない『才能』というカードに違いない」と、作りかけだったアニメの存在に言及し、故人を偲んだ。