田崎史郎氏「危ない集団とは理解できた。ただ…」 旧統一教会と安倍氏の接点「安易に結びつけない方が」
2022年07月12日 19:19
芸能
番組には、全国霊感商法対策弁護士連絡会に所属する弁護士の紀藤正樹氏が出演。田中会長の会見について「一言で言うと誠実さを欠く」とし、「大事なことについてきちんと説明しない。大事なことについて主観でものを話す。客観的な調査や具体的な事実に基づいて話をしていない」と批判。また、「UPF」について「我々から見たら、統一教会とUPFは一体の組織。法人格が違うだけであって実態は一緒」と述べた。
紀藤弁護士による教団の問題点についての解説を受けて、MCの羽鳥慎一が「そこからなぜ安倍元総理の襲撃につながったのかということを解明していかないと」と話すと、「今までの話で統一教会の問題点はよく分かって、危ない集団だっていうのは理解できたんです」と田崎氏。そのうえで、「ただ、それと安倍さんとどうして結びつくんだと。山上容疑者はそれを結びつけてしまって、あの犯罪に及んだわけですよね。だから安易に結びつけないほうがいいんだと思いますよ。関係が今のところないわけだから、それを安易に結びつけると山上容疑者と同じ発想になるんです」と話した。
紀藤弁護士は「一般論でいうと、統一教会の中ではシンパとしてくる政治家や芸能人は“隠れ信者”という言い方するんです。“あの人は本当は信者なんだけど理由があって隠している”と。山上容疑者の頭の中ではシンパ=信者って思わされていた、あるいはそういう説明を受けていた可能性は否定できない」と推測。そのうえで「今回の事件は重大かつ深刻な事件なので、捜査はあいまいにせずきっちりやってもらいたいし、統一教会側にも第三者委員会を入れてもいいぐらいの事件なわけですから、そこまできっちり調べてもう一度会見してほしい」と要望した。