田崎史郎氏 安倍元首相の国葬に私見「岸田首相は本当の理由をおっしゃってない…」

2022年07月15日 14:56

芸能

田崎史郎氏 安倍元首相の国葬に私見「岸田首相は本当の理由をおっしゃってない…」
東京・赤坂のTBS社屋 Photo By スポニチ
 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が15日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。岸田文雄首相が14日の記者会見で、参院選の街頭演説中に銃撃を受け死去した安倍晋三元首相の葬儀について、秋に「国葬」として実施すると発表したことに言及した。
 岸田首相は、国葬を営むことを通じ「わが国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く決意を示す」と強調した。首相経験者の国葬は1967年の吉田茂元首相以来で、極めて異例。費用は国の儀式として全額国費となる。

 田崎氏は「いろいろ岸田さんが昨日に理由を述べられたんですけれども、本当の理由をおっしゃってないんですね。というは、これは保守層を自分で押さえにいかなければいけなくなったということなんです」と言い、「なぜかって言うと、今までの自民党は、こちらに岸田さんがいらして、もう一つの軸として安倍さんがいらしたんですね。安倍さんが保守層を代表していたわけです。だから安倍さんを押さえていれば、保守層の人たちを押さえることができた」と自身の見方を説明。

 そのうえで、「しかし、安倍さんがいなくなったんで、自分で保守層にアピールしていく必要が生じたと。だから、今までは楕円(だえん)の構造だったんです、軸が二つある。それが岸田さん一つになったんで、岸田さんは右への配慮も非常にしないといけなくなっている。だから今週月曜日の参院選直後の記者会見では、憲法改正を強く訴えてられているんですね。今後も保守対策っていうのを結構重視していかざるを得なくなった。一方で、保守の新しい実力者をつくっていかなきゃいけない必然性もあるんですね。それが人事で試されていくんだろうと思います」と見解を述べた。
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