ピンクヘアの岡田結実　ゴールデン帯初主演、10・1開始BSテレ東ドラマで「メンヘラ感ある」難役挑戦

　女優の岡田結実（22）が10月1日スタートのBSテレ東ドラマ「最果てから、徒歩5分」（土曜後9・00）に主演する。ゴールデン帯（午後7～10時）のドラマ主演は初めて。役作りでピンク色に染めた髪の毛をスポニチ本紙などに披露し「メンヘラ感があるけどポジティブ。そんな素直で正直な主人公を大切に演じたい」と意気込んでいる。 　原作は糸井のぞ氏の同題漫画。生きることに悩みを抱えた主人公が、自殺の名所から徒歩5分のオーベルジュ（宿泊施設を備えたレストラン）を訪れ、見習い店員として住み込みで働くことになる物語。店を訪れる客は自分と同じくそれぞれ事情を抱えており、滞在を通して客が再生していく姿に主人公にも変化が生まれていくというヒューマン作品だ。

　人生を押しつけてくる母親のもとで生きづらさを感じ、その反動から髪も服も奇抜なスタイルに一変。岡田は役作りで地毛もピンクに染めた上、付け毛も施し「違和感なく似合っていると思います」と笑顔を見せた。

　テレビ朝日「女子高生の無駄づかい」（20年）や今月5日公開の映画「ウラギリ」などで主演に抜てきされ、演技が高く評価されている岡田。今作の祖山聡プロデューサーは、4月まで放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」での女中役で見せたシリアスな演技を評価して出演依頼。「影のある役も演じることができて幅が広がっている。自殺を考えていたけどわりと明るいという難しい主人公を岡田さんなら演じ切れると思いました」と明かした。

　「死」に一番近い場所で「生きる」ことを考えるというドラマ。岡田は「重くなりすぎず、ドラマを見て“生きていて良かったな”と思ってもらえるように演じたい」と、撮影開始が待ち遠しい様子だった。

　《推しはヤクルト・奥川》岡田が燕党になったことを明かした。1月に日本テレビ系で放送された、プロ野球選手が集結するイベント「超プロ野球　ULTRA」でヤクルトの奥川恭伸投手（21）と共演したことがきっかけ。番組で話す機会はなかったが、収録後に「格好いい。かわいい。（投球の）コントロールが安定している」とファンになったという。奥川は現在、上半身のコンディション不良のため2軍で調整中。岡田は「神宮で投げるのを早く見たいです」と復帰マウンドに期待している。