成田悠輔氏 安倍元首相の国葬には「弱く賛成」 実施には「同調圧力の生まれない形で」

2022年08月26日 09:20

芸能

成田悠輔氏 安倍元首相の国葬には「弱く賛成」 実施には「同調圧力の生まれない形で」
東京・六本木のテレビ朝日社屋 Photo By スポニチ
 経済学者で米エール大助教授の成田悠輔氏(36)が26日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。街頭演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相(享年67)の国葬について「ちょっと是非で議論しすぎなんじゃないかなという気も、少しするんです」と前置きし、私見を述べた。
 政府は9月27日に実施する国葬の費用について、約2億5000万円とする方向で調整し、会場となる日本武道館の借り上げや場内の装飾、新型コロナ対策などの費用は全額国が負担。2022年度予算の一般予備費から支出するとしている。参列者数については、1967年の吉田茂元首相の国葬を上回る最大6400人に招待状を送付する方向で、午後2時から2時間程度を想定している。

 同氏は「安倍晋三という政治家についての賛否は、人によって意見はバラバラで、これで合意を取ることは絶対にできないと思うんですよね。ただ海外の要人を呼びやすくするとか、様々なメリットを考えると、国葬をやることの理由もそこそあるのかなという意味で、弱く賛成という個人的意見ですね」と表明。そのうえで「もし費用の問題があるなら、寄付とかクラウドファンディングという形でお金を集めたりすると、アッという間にこれぐらいの予算はまかなえるんじゃないかな」と問題解決のための選択肢を示した。

 政府は国民に弔意は求めないとしているが、国葬の賛否は国民の間でも分かれている。「全体としてあまりイデオロギーとか、安倍元総理への賛否とかを強要することないようにできるか。同調圧力の生まれないような形で、ニュートラルに中立的にやるのがいいんじゃないかと思います」と冷静に語った。
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