目加田説子教授 政府の原発新増設への方針転換に「検討委員会が非公開…広く開かれて議論できるように」
2022年08月28日 10:11
芸能
目加田氏は「原発を考える上で最優先しなければいけないのは安全性だと思う。福島の原発の事故があって以降というのは、安全性を担保するために規制委員会が独立して安全性については判断するということを決めたにもかかわらず、こうやって政治的な判断で再稼働しますということを言ってしまうと、政治が規制委員会の判断に影響を及ぼしかねないという状況になります」と指摘。
その上で「本当に安全性を考慮しているのか、最優先しているのかなと、今回のウクライナの原発を見ても、有事の際には原発がターゲットになってしまうってこともある。日本は災害国家で地震もあります。ですから安全性を最優先に本当にどこまで考慮したのかなと」と政府の方針転換に疑問を投げかけ、「この検討委員会についても全面的に非公開ということで、一般に議論の様子というのは知るすべがない。こういうことは広く開かれて議論できるようにすべき。それが3・11の教訓だったのではと思うので、それがどこまで生かされているんだろうと凄く疑問を抱きます」と自身の見解を述べた。