「ザ・ニュースペーパー」渡部又兵衛さんが死去、72歳「病気療養中のところ9月7日、永眠いたしました」
2022年09月11日 15:19
芸能
渡部さんは長年糖尿病を患っており、2004年に左足をひざ下から切断。義足をつけて生活していた。18年に脳梗塞、19年に脳出血など相次ぐ合併症と闘ってきた。事務所関係者は「それでも根っからの明るい性格で、人なつっこい方でしたので周りに対して元気に接していた」と語る。
新型コロナウイルスが流行してから基礎疾患のある渡部さんは、公演もほぼ映像出演に限られていた。「舞台に立ちたい」「舞台で死にたい」と口癖のように話し、ステージに戻るため懸命なリハビリを続けていたという。
渡部さんは「ザ・ニュースペーパー」のリーダーを務め、政治や社会現象を題材にした社会風刺コント集団をまとめ上げた。自らは近年では福田康夫元首相や旧民主党の渡部恒三最高顧問のものまねで人気を博した。
渡部 又兵衛 1950年(昭25)4月10日生まれ、北海道小樽市出身。桐朋学園大学短期大学演劇専攻科卒業。元劇団民藝所属。(元キャラバン所属)。主な役は福田康夫、渡部恒三、鈴木宗男、立松和平、福島瑞穂(敬称略)。