羽生九段 棋王戦でベスト4進出 広瀬八段に勝利 王将戦と冬場のダブルタイトル戦出場へ前進

2022年09月14日 20:12

芸能

羽生九段 棋王戦でベスト4進出 広瀬八段に勝利 王将戦と冬場のダブルタイトル戦出場へ前進
羽生善治九段 Photo By スポニチ
 将棋の羽生善治九段(51)が14日、東京・将棋会館で、第48期棋王戦挑戦者決定トーナメントの広瀬章人八段(35)との対局に臨み、84手で勝利した。渡辺明棋王(38)=名人との2冠=への挑戦権争いの4強に進出した。
 来月開幕の竜王戦7番勝負で挑戦権を獲得した好調・広瀬の横歩取りを後手で迎え撃った。一度は1筋へ追いやられた金を復活させ、広瀬銀と差し違える。飛車角交換で手駒にした2枚飛車を駆使してリードを築いた。

 棋王戦はベスト4以上に敗者復活戦があり、2敗失格制。次局、伊藤匠五段(19)との対局に敗れても敗者復活戦へ回る。ベスト8の壁を破れば、取りこぼしても巻き返すチャンスがある。

 7人が総当たりで6局ずつ指し、藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=への挑戦権を争う第72期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグが19日に開幕し、前年度からの残留組・羽生はその開幕局で服部慎一郎四段(23)と対局する。

 棋王戦と王将戦。あと1期に迫る通算100期の金字塔へ、永世7冠が冬場のダブルタイトル戦出場へ歩みを進めている。
【楽天】オススメアイテム