「鎌倉殿の13人」撮了 小栗旬ラストシーンに番組CP「窒息しそう」小池栄子も涙「もう政子になれない」
2022年10月25日 19:10
芸能
注目の最終回については「小栗さん最後の撮影となった最終回のラストシーン。もはや小栗旬ではない北条義時の、手負いの獣のような姿に、見ていて窒息しそうになりました。『もう政子になれないのが悲しい』。小池栄子さんはそう言って泣きました。スタッフみんなも泣きました。誰一人、クランクアップしたくない作品でした。退場していった者たちの思いを胸に、残された者たちが最後まで鎌倉で命を燃やします。最終章、是非お楽しみに」とアピール。感無量の様子がうががえた。
稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。鎌倉を舞台に、御家人たちが激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑んだ。
上総広常(佐藤浩市)の「手習いと祈願書」、平宗盛(小泉孝太郎)の「腰越状」代筆、日本三大仇討ちの一つ「曽我兄弟の仇討ち」(曽我事件)は「敵討ちを装った謀反ではなく、謀反を装った敵討ち」など、三谷氏が史実と創作を鮮やかに融合。“神回”“三谷マジック”“神がかる新解釈”の連発に、歴史ファンからも唸る声が相次ぐ。
源頼朝(大泉洋)亡き後の苛烈なパワーゲームも、史実というネタバレがありながら予測不能の展開の連続。米の勘定が向いていた伊豆の小豪族の次男坊から“漆黒の執権”への義時の変化を、小栗が見事に体現。巧みな演出や各キャストの熱演も相まって「大河最高傑作」の呼び声も高い。
毎回、SNS上も沸きに沸き、目下、「#鎌倉殿の13人」がオンエア中から25話連続のツイッター世界トレンド1位に輝いている。