フジ「silent」ヒゲダンを主題歌にした理由は?「聞いた瞬間に号泣」プロデューサーが感動の秘話告白
2022年11月21日 14:25
芸能
同作の主題歌にはOfficial髭男dismが同作のために書き下した「Subtitle」が採用されている。同作の雰囲気にマッチした切ないメロディーが「最高に泣ける」「本当にぴったり」と反響を呼んでいる。
音楽好きとして知られる村瀬プロデューサーは、今回の主題歌の起用について「僕は主題歌は命だと思っていて、好きなドラマを思い出す時、必ず主題歌が一緒に思い出せる。主題歌とドラマは寄り添って一緒に育つというか…ドラマにとって主題歌って大事なものだと、人一倍思っている。何なら、主演を考えるより先に“イメージ主題歌”を考えることもある」と熱い思いを告白。
「silentは切ないドラマ。切ないメロディー、そういうメロディーを、僕は最近ヒゲダンさんに感じていたんです」といい「藤原さんのあの声で、あの切ないメロディーを歌う感じが凄くいいなと、何となく頭に浮かんだ」と称賛し、まだキャストが決まる前の段階にも関わらず、想定しているキャストで相関図を書き、ヒゲダンの4人に「豪華キャストが出るはずです!」とラブコールを送ったという。「渾身のプレゼンをしました。“とにかくこのドラマはいいものになる”と。数日後に快諾していただいた」と経緯を明かした。
主題歌については「メロディーが感動的で、きゅっと心をつかまれる美しいメロディーであれば、バラードにこだわらない」とリクエストしたという。要望後、1週間ほど連絡が取れなくなってしまったというが、ヒゲダンのレーベル側から「実は、藤原さんが“冬のドラマだから”と言って、少しでも涼しさを体感するために北海道に行って、この曲だけを作る合宿をやっています」と告げられたという。村瀬氏がヒゲダンに主題歌を依頼したのが夏であったため、ヒゲダンはドラマに合わせたイメージをつくるため、多忙な中わざわざ合宿を敢行したという。
そうして出来上がったこだわりの一曲が、主題歌としてドラマを彩る重要な“命”となった。村瀬氏は「出来上がった1コーラスを聞いた瞬間、号泣でした」と大絶賛し「“言葉は雪の結晶、君にプレゼントしたくて”“凍り付いた心に太陽を…”というフレーズが、まだ撮影も始まってなかった『silent』というドラマのイメージしている世界観が、ヘッドホンから聞こえてきたんですよね。“やべえ、先行かれた!”って。映像も見ていないのに、そのドラマのやりたいことが詰まっていて、感動しました」とこだわりの詰まった秘話を熱弁した。