若狭勝弁護士 妻殺害の罪で講談社元社員の審理やり直しに私見「このままだとほぼ無罪という可能性が」
2022年11月21日 19:54
芸能
1審は裁判員裁判で、東京高裁での2審判決は1審を支持した形になった。若狭氏は「一般的な市民の素朴な感覚で、常識的には殺害したとしか思えないという認定をした上で、有罪になった。高裁でも有罪になった」と説明。その上で「それを最高裁がこういう形で、審理が十分でないということで覆すというのが、裁判員裁判で構築してきた“市民の声を反映する”というものに対して、非常に今回はショッキングな最高裁の差し戻しの判断だったと思っております」と、驚きを口にした。
最高裁の判断について、若狭氏は「少なくとも殺害したという証拠は十分ではないというのを、最高裁がいわば言い切っていると言っても過言ではない」と説明した。今後の高裁での審理については「新たな証拠、新たな事実が出てこない限りは、今回の最高裁の判断が今後、差し戻された時の高裁の判断に影響力、あるいは拘束力を持っていくのではないかと思います」とし、「このままだとほぼ無罪という可能性が結構、大きいと思います」と見通しを語った。