橋下徹氏 政府・日銀の経済政策に疑問「経済のエンジンが今は回ってる。ブレーキを踏む考え方には反対」
2023年01月16日 10:41
芸能
橋下氏は「経済学のセオリーとしては、物価が上がると金利を上げて物価を抑えよう、これ経済学で僕も学んでいた大原則なんですけど、これが今どんどん考え方が変わってきて。というのは、金利が上がってもメリット、デメリットがあるし、金利が下がってもメリット、デメリットがある。円高についても、円高にメリット、デメリットがあれば、円安にもメリット、デメリットがあるんですよ」と言い、「どう考えるかでね、2つの大きな軸があって、例えば米国は今、金利を上げて物価を抑えようとしていますけど、経済のエンジンがすごい回転してるんです、米国は。だから物価が上がる時に経済のエンジンにブレーキを踏もうという考え方で金利を上げて物価を抑えると。エンジンを止めにいっているんです」と指摘した。
そのうえで「日本って今、経済のエンジンって回ってるんですかね」と疑問を投げかけ、「米国と同じように金利を上げて経済のエンジンにブレーキかけにいくっていったら、日本はもともとエンジンが回ってない状況だから。だから今までは日本はエンジンはふかし続けると。じゃあ物価が上がってきた時にどう対処するかっていったら、賃金を上回るっていう。米国は今、賃金も抑えにいっているんですよ。賃金上昇率が米国は高いから抑えにいっているんです。日本は同じやり方やっていいのかってことです」と持論を展開。
「今、実際に見るとユニクロをはじめ、どんどんこの物価に対応して賃金を上昇している企業が増えてきているから、僕はこっちの流れでいくべきだって持論なんですけど、正直これはねえ、どっちの方向が正しいのか分からなくて、最後は専門家の皆さんの意見を聞きながら、日銀ないしは政府が決めないといけないんですけど。僕はねえ、経済のエンジンが今は日本が回ってるから、このエンジン、ブレーキを踏もうっていう考え方には僕は反対です」と自身の考えを述べた。