草刈正雄　70歳でアクション挑戦「用意…スタート！と言われるとやっちゃうんですよね」

　俳優の草刈正雄（70）が、27日放送のNHK「ニュース　きん5時」（金曜後5・00）に出演し、節目の年での体を張った挑戦について語った。 　同局の土曜ドラマ「探偵ロマンス」（土曜後10・00）に出演している。大正時代の東京を舞台に、文豪・江戸川乱歩の誕生秘話を描いた作品で、草刈は乱歩（濱田岳）とともに、巨大な陰謀に挑む名探偵を演じる。

　この作品で、70歳にして挑戦したのがアクションシーンだった。「初めてづくしで、ワクワクドキドキしながらやっていたんですけどね。まさか70になってアクションするなんて」。それでも、「だんだんおもしろくなってきまして、やっていることが普通のガチのアクションじゃなくて、ちょっと変化球のアクションで。それが楽しくて」と振り返った。

　2階から落ちるシーンでは、ワイヤで吊られながら落下し、途中で屋根瓦をつかんで敵に投げるというアクションもある。「年を取った人間が、跳んだりはねたり、アクションするのも新しいじゃないですか？」と笑った。

　草刈の運動能力について、共演した濱田は「走るがシーンとても多いんですけど、足が速かったりとか。うそでしょう？と驚く速さというか」と証言。「たぶん（アクション映画の）オファー来ちゃうと思います」と称賛していた。草刈は「俳優っていうのは、用意…スタート！と言われるとやっちゃうんですよね。無理じゃないかな？と思いながら、やると結構いっちゃったりするのかもしれないですけどね」と、俳優としての性を口にしていた。

　ドラマではガンアクションもある。「（ピストルを）もらった瞬間に、ショーン・コネリーですよ」と、映画「007」シリーズで初代ジェームズ・ボンドを演じた名優の名前を挙げていた。