尾上菊五郎 「脊柱管狭窄症」で療養に専念 「三月大歌舞伎」を休演 代役は尾上松緑

2023年01月27日 18:16

芸能

尾上菊五郎 「脊柱管狭窄症」で療養に専念 「三月大歌舞伎」を休演 代役は尾上松緑
尾上菊五郎 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の尾上菊五郎(80)が27日、「脊柱管狭窄症」の診断を受けたため、出演予定だった「三月大歌舞伎」を休演すると松竹が発表した。
 発表では「歌舞伎座新開場十周年『三月大歌舞伎』第二部『身替座禅』の山蔭右京に出演を予定しておりました尾上菊五郎ですが、『脊柱管狭窄症』(せきちゅうかんきょうさくしょう)との診断を受け、当面の間、療養に専念することになりました」と報告。「つきましては、出演を予定しておりました歌舞伎座新開場十周年『三月大歌舞伎』第二部『身替座禅』は休演し、配役を変更して上演いたします」とした。

 「身替座禅」の山蔭右京の代役は尾上松緑(47)が務める。菊五郎はこの日千秋楽を迎えた東京・国立劇場の初春歌舞伎「遠山桜天保日記」で遠山金四郎役を演じていた。

 脊柱管狭窄症とは、神経の背中側にある黄色じん帯が分厚くなったり、椎間板が突出してヘルニアとなったり、骨そのものが変形突出したりすることで脊柱管が狭くなった状態のこと。脊柱管が狭窄すると中を走る神経が圧迫され、血流が悪くなり腰や足の痛み、しびれなどの症状が起こる場合が多い。50歳代から徐々に増え始め、60から70歳代に多くみられる。
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