柳葉敏郎 上京を唯一応援してくれた祖母の言葉にドキッ「なあ、敏郎。分かって出ていくんだよな」
2023年02月05日 19:46
芸能
18歳で上京を決意したものの、当時は母や周囲が猛反対。「でも、ばあちゃんがね、こいつが自分の人生をこうやって決めるのは初めてじゃないか。だから、行かせてやれば」と後押ししてくれたという。何とか、夢の東京へ行けることになり、心躍らせて「行ってくるね」と祖母に言うと、「なあ、敏郎」と呼び止められた。そして、今でも忘れられないという一言を言われた。
「お前が今、この家の敷居をまたいでいくということは、どうなったら戻ってこれるか、分かって出ていくんだよな」
祖母の言葉に、初めて「家を出る」という意味を理解した柳葉は「は~」とその場で固まってしまった。優しくもあり、厳しくもあったという祖母。結果を出すまでは、家には戻れない―。そこで柳葉は初めて覚悟を決めたという。
ところが、努力を続けるうち、早い段階でチャンス到来。「(22歳前後の)一世風靡セピアと、欽ドン。これが同時進行だったの。これは帰れるだろう、と」。テレビ番組でのブレークをきっかけに秋田へ初めて帰ることができ、祖母も笑顔で迎えてくれたとしみじみ振り返っていた。