【王将戦】第4局へ藤井王将、羽生九段が対局場検分 藤井王将は部屋の温度に要望
2023年02月08日 16:17
芸能
部屋は西日が入りやすい構造のため、天候によっては遮光カーテンを使用するとスタッフから説明。開閉はボタン式で行われ、実際にカーテンを降ろして見せると「ブーン」と機械音。それに対し羽生は「おぉ!」と驚いていた。
史上最年少5冠の若武者と永世7冠の資格を持つレジェンドによる世紀の対決。第3局は藤井が勝利し、序盤から少しずつ有利を広げ、逆転を許さず相手を投了に導く“藤井曲線”を見事に描いた一局だった。後手番の羽生が選んだ雁木に対し、対抗策として有力な早繰り銀で迎え撃つ藤井。29手目▲2六飛など序盤から羽生のペースを崩し、攻め込む展開に。羽生は「中段玉寄せにくし」の格言通り58手目に△4四王と浮き上がるも、直後▲3七歩。羽生王を上下で挟み込む形で攻める態勢を整え、形勢は藤井寄りに。その後羽生の追撃を冷静に対処し、落ち着いた指し回しで勝利した。
ついに迎えた第4局。藤井が防衛に王手をかけるのか、またしても羽生の逆襲か。注目の対局が明日に迫っている。