佐野史郎 血液がんの一種「多発性骨髄腫」の闘病生活を「楽しかった」と語るワケ「主治医の先生が…」
2023年02月09日 14:57
芸能
司会の黒柳徹子が退院後、俳優の柄本明が見舞いに来たと明かすと、佐野は柄本が自宅を訪れ、語り合ったとし、「70年代からの付き合いですからね。その時代からずっとこの世界でいて。腹割って話せる方というと、やはりそう多くはないので」と感謝。「闘病の話を。その時、家族以外の人にじかに話したのは柄本さんが最初だったかな」と続けた。
黒柳が「でもその病院に入ってらした時のことを、“楽しかった”っておっしゃったんですって」と紹介すると、佐野は「そうなんですよね。普通に話をしていて、“どうだったの?”“いや、大変でしたよ”って言わずについ、“いや、楽しかったですよ”って言っちゃったんです」と告白した。
「その時に、あっ、楽しかったんだって自分で自覚させられましたよね。楽しいわけはないんですけど、闘病なんて。ただ、病気を治すために、主治医の先生や看護師さんやみんなが協力しあって僕の病気を治そうとしてくださってる、そのチームワークが素晴らしくてですね」と回顧した。黒柳が「なんか、ドラマやってるみたいだと」と語ると、佐野は「そうですね。主治医の先生が監督で、あとは点滴したり、静脈注射したりする人は録音部さんの技師さんだったり、撮影部さんの光量測ったり、そういう方と凄く似て感じて。目的がとにかくこの病気を治すこと。みんなの気持ちが一つなので、雑念がないというか。これをクランクアップさせるために何が何でもって言ってあっという間に時間が過ぎて。非常に充実した時間でしたよね」としみじみ。「いや、しんどいですけどね。“もう一回やれ”って言われたらしんどいですけどね」とも語った。