「ムーンライダーズ」岡田徹さん死去　73歳、心不全　4月ライブ出演目指しリハビリも…

　ロックバンド「ムーンライダーズ」のキーボーディスト、岡田徹さんが14日午前、心不全のため死去した。22日、所属レコード会社の日本コロムビアが発表した。東京都出身。73歳。葬儀は家族葬で執り行った。 　岡田さんは1975年、鈴木慶一、武川雅寛、かしぶち哲郎さん、椎名和夫、鈴木博文とともにムーンライダーズを結成。バンド外でも数々のアーティストのプロデュースを担当、CM音楽なども手掛けた。

　所属レコード会社は「岡田徹は、かつて自身も暮らした地である狭山で開催されるハイドパーク・ミュージック・フェスティバル（4月29日・30日）への出演を目標に希望を持ってリハビリに励んでおりました。残念ながら出演は叶わなくなってしまいましたが、ムーンライダーズとして岡田の想いと共にステージに臨みたいと思っております」と報告し、「1970年代初頭からからスタートした岡田徹のミュージシャンとしての長い旅ですが、これからも岡田のたくさんの楽曲と共に途絶えることなく続いていくものと存じます」とメッセージ。

　「長きに渡り岡田徹と仕事を共にしてくださった皆様、そして岡田徹の音楽を愛してくださったファンの皆様に心よりお礼を申し上げます」と関係者、ファンへの感謝をつづった。