【第16回朝日杯オープン戦 ( 2023年2月23日 )】
準決勝で糸谷哲郎八段(34)をシーソーゲームの末下した渡辺明名人(38)だったが、決勝では藤井聡太王将(20)相手に見せ場をつくることはできなかった。
後手番で雁木(がんぎ)囲いを組む趣向を見せながらも「序盤の細かいところで間違えてしまい、指しにくくなってしまいました」。局後の感想戦では「負けるな~そりゃあ」「(盤面の)ビジュアルが悪すぎる」などぼやくばかりだ。
藤井には7連敗、通算でも2勝15敗。現在進行中の棋王戦も開幕連敗と苦闘している。