笑福亭笑瓶さん葬儀 鶴瓶、愛弟子との別れ惜しむ「俺のとこによう弟子に来てくれたな」
2023年02月28日 05:11
芸能
僕のとこに初めて来たのは1981年。師匠(6代目笑福亭松鶴さん)が「弟子が来たら取れ。上方落語はもっと人数を増やさなあかん」と言うので取った。「僕もまだ20代でよう取りません」と言ったんですけど。20代の師匠と弟子ですよ。親友みたいなヤツで、みんなに可愛がってもらった。大阪で人気者になって東京に来たら、いろんな人に助けてもらって、明石家さんまさんにもダウンタウンにもお世話になり、みんなに知られるようになった。ビックリするぐらいの早さで。だから愛されるって凄い。僕はほんまに何もしてないんですよ。
孫弟子含めて14人の面倒を本当によく見てくれました。(亡くなった)22日にちょっとでも会いたいからと病院に行ったんです。もう息はなかったんですが…。僕の隣で妻が笑瓶の顔を触り、俺が手を握ってたんですよ。妻が「まだあったかいね」と言ったんです。その時に初めて、肉親になれたような気がしました。「自信なかったけど、こいつに師匠にしてもろうた。俺のとこによう弟子に来てくれたな」って。とにかく安らかに眠ってください。ありがとう。