武田真治 「めちゃイケ!」で野犬化した極楽とんぼの心中推察「若い時代の人生観で、ああいう扱いに」
2023年03月12日 15:18
芸能
1993年から放送されていた同局系深夜バラエティー番組「とぶくすり」に、たびたびゲスト出演していた武田。同番組では「ナインティナイン」や「極楽とんぼ」「よゐこ」がレギュラー出演し、深夜に笑いを届けていた。
95年には、その流れをくんで「めちゃ×2モテたいッ!」がスタートした。武田と雛形あきこがCM出演していた企業の1社提供番組だったため、2人の出演は確定。「信じられないかもしれないけど、武田真治、雛形あきこwithナインティナインだったんですよ」と、番組の座組みを明かした。
深夜2時台の放送だった「とぶくすり」から、「めちゃモテ!」では放送時間が午後11時半からに大きく繰り上げられた。ここで制作費の問題が浮上したという。武田は「わずか1時間くらい番組を早めるだけでも、かかってくる予算とかが…。それで、武田を入れて、大変申し訳ないけど、極楽さんを抜かすという」と、裏事情をぶっちゃけた。
その後、番組のヒットで、96年からは「めちゃ×2イケてるッ!」に生まれ変わり、ゴールデン帯へ進出。ここで極楽とんぼも無事、再合流した。武田は「『めちゃモテ!』から『めちゃイケ!』になった時に、極楽さんが参加してきた時に、すっかり野犬みたいに…」と、より凶暴さが増していた印象を受けたという。
武田は当時の極楽とんぼの心境を推察した。「たぶん、おもしろくなかったと思いますよ。彼らのまだ若い時代の人生観で、ああいう扱いになって。で、戻ってこいって言ったら、“ぶっ壊れてやる。ともに沈んでやる。この船に乗って”っていう」。武田もそのとばっちりを受けたようで、「数えてはいないですけど、テレビでビンタされた数、僕、日本チャンピオンじゃないか」と笑わせた。
しかし、番組を続けていくうちに、加藤浩次の心境に変化があったことを察したという。番組では加藤がパパになる過程もドキュメンタリーで紹介。武田は「ぶっ壊してやるじゃなくて、この船が沈まないようにって意識が変わってくれたんだと思います。そこで筆頭はナイナイさんだけど、若頭は加藤さんになった」と自分なりに分析していた。