エリック・クラプトン4年ぶり来日公演スタート　21日に海外アーティスト初の日本武道館100回公演実施

　今年デビュー60周年の英ギタリスト、エリック・クラプトン（78）が15日、東京・日本武道館で4年ぶり23回目の来日コンサートをスタートさせた。この日から24日まで計6公演が同所で開かれ、21日には海外アーティスト初の100回目のライブを実施する大記録を樹立する。冒頭では日本語で「アリガト！コンバンハ！」と笑顔であいさつ。1万人のファンを前に、ライブを届けた。 　“ギターの神様”が、久しぶりに日本に上陸した。8つの照明のみのシンプルなステージで、「Layla」「Tears　in　Heaven」など全16曲を披露。先月30日に78回目の誕生日を迎えたが、年齢を感じさせない鮮やかなギターテクニックで魅了した。MCでは「楽しんでますか？この場所に帰ってきたよ！」と語りかけ、ファンからは「I　love　you！」と熱いメッセージが投げかけられた。

　アンコールでは「HIGH　TIME」を演奏。観客は総立ちで、思い思いにリズムに乗る。ライブは約1時間45分におよび、最後はバンドメンバーとともに肩を組み、深く一礼。ファンからの歓声に片手で応えながら、舞台をあとにした。