後藤大&岡野海斗が出演するショートムービー「絵掻きうた」が13日から東京・渋谷で上映
2023年05月13日 00:00
芸能
一方、岡野が演じる直は「名前は素直だけど、実際素直に表現しない。僕はちょっと真逆なので、直は素直に色々受け入れるんですけど、行動に移さないタイプだと思うんですけど、僕は素直に感じたら素直に表現する人。そこがちょっと難しかった。しかも僕は家族がめちゃくちゃ仲良しなんですよ。だからちょっと表現しづらいかなと思ったんですけど、自分が家族仲良いからこそ、こうなったら嫌だなと思って、悲しい気持ちで演じることはできました」と話した。
2人は昨年から人気舞台「ヒプノシスマイク―Division Rap Battle―」で共演。同じチームということもあり、今作の撮影前から気心の知れた仲だった。後藤は「久しぶりの映像作品だったので最初は苦労したんですけど、やっぱりやりやすかったですね」、岡野も「大くんと一緒で率直に嬉しいなっていうのと、初めての映画だったんで、結構ドキドキはありましたね。映画の撮影ってこういう風に進んでいくんだみたいな。ドラマはあるんですけど、全体を通して見ることがなかったんで、クランクアップまでこうやって作られていくんだなっていうのですごくいい経験になりましたね」。
岡野は「okano_skywalker」の名義でラッパーとしても活動しており、今作の主題歌「COLOR」も自ら手がけた。「人間関係の複雑に絡み合う部分とかをあんまり深刻になりすぎず、ちょっと前向きに表現したくて歌詞を書いてて、あとはサビの部分もそうですけど、色んな色が出てくるんですよ。曲名もカラーですし、そういう絵描き歌とかに重ねて絵を描くっていうのも事前に聞いてたから、やっぱり自分の人生とかそういうのを絵に描くみたいな人生感じに。自分の人生を自分で彩っていくみたいな。そういうのとか色々考えて歌詞を書きました」と制作の裏側を明かした。
嘘をテーマにした作品を2人はどう見てもらいたいと考えているのか。後藤は「誰しも秘密とか、自分人に言えない嘘を絶対持ってると思うんですけど、それがどんどん大人になっていくうちに言いたくても言えなくなったり、頑固になってしまったりして、それを吐き出せなくて、人との距離ができてしまったりすると思う。ですけど、それこそ直みたいにちゃんと心の底から最後に思ってることを言えるような人の方が楽だし、そうした方が人とのめぐり合わせも良くなるかなと思って。見てくれた人は自分で抱えてるモノがあったら、少しでも周りの家族とか友達に話して吐き出してみたり、一歩前に進めるような、明るい作品になったらなと思ってます」。岡野も「そんなに嘘をつかなくていいのかなと思ってて。名前が直ってことで、素直でいいんじゃないかなと思って。日常生活でも自分は無理して笑ってても、絶対そう思ってないでしょって思われる瞬間もある。だから嘘をついてていいことないなと思ってて。わかんないですけどね。ついていい嘘もあると思うんですけど、僕は結構なんでも言っちゃうタイプなんで、だからあんまり抱え込まない。そういう面で言うと、素直になった方がいいんじゃないか、と思いますね」と持論を明かした。