藤井王将が最年少名人&7冠に“W王手”!渡辺名人下し快挙へ「いい状態で臨めれば」
2023年05月22日 18:02
芸能
加えてタイトル獲得期数も量産態勢に。中5日の28日、2勝1敗で防衛へ王手をかける叡王戦第4局が岩手県宮古市である。そして名人戦第5局。現在の13期は連盟会長の佐藤康光九段(52)と7位で並び、2期を積み増せば単独7位の15期となる。
第1局から一貫する相居飛車の力戦型シリーズ。戦前まで藤井の18勝4敗という対戦成績が示すように、角換わりや相掛かりの最新型では分が悪いとみた渡辺が、序盤から前例を離れた読み比べに活路を求め、藤井も応じた。第4局も渡辺の雁木(がんぎ)を25手目、3筋の歩を突き出しての急戦から突破した。
第5局の舞台は長野県高山村にある藤井荘。上信越高原国立公園の山田温泉にある老舗旅館で、森鴎外や与謝野鉄幹と晶子、菊池寛らの文人が通ったという。まるで図ったかのような舞台装置が整った。