両親死亡の市川猿之助 捜査一課は最大の謎・薬物を重点捜査 薬の現物、容器、瓶の行方、入手ルートも 

2023年05月22日 17:58

芸能

両親死亡の市川猿之助 捜査一課は最大の謎・薬物を重点捜査 薬の現物、容器、瓶の行方、入手ルートも 
市川猿之助 Photo By スポニチ
 東京都目黒区にある自宅で18日に意識がもうろうとした状態で発見された歌舞伎俳優の市川猿之助(47)は倒れる前に何らかの薬物を飲んだ可能性があり、両親も向精神薬中毒で亡くなった疑いがあることから、捜査員が22日も懸命に探しているのが薬の現物とその容器だ。
 猿之助はこれまで警視庁の聴取に「前日に死んで生まれ変わろうと家族で話した。両親は睡眠薬を飲んだ」という趣旨の説明をしている。また、猿之助も自宅で発見された際、口の辺りの変色など、薬物中毒とみられる形跡があり、病院搬送時、薬物中毒の形跡があり胃の洗浄を受けたという。

 だが、自宅には薬の現物も包装容器も瓶も見つかっていない。

 また、両親の死因となった「向精神薬中毒の疑い」の「向精神薬」とは、鎮静剤、精神安定剤、睡眠導入剤などを含む薬剤の総称。医薬品としては不安やパニック障害、睡眠障害などの治療に用いられ、中枢神経に作用することから依存症が現れる可能性があるなど、乱用により健康被害が発生する恐れがある。非常に多量を摂取した場合、呼吸器の機能を低下させ昏睡から死に至るケースもある。アルコールとの併用はさらに危険性が大きくなる。捜査関係者は、両親が睡眠導入剤のようなものを口から大量に摂取したとみているが、服用するには医師の処方箋が必要だ。「以前処方されていたものが手元にあった可能性はある」とみる捜査関係者もいるが、いずれにしても入手ルートの解明が急がれる。

 捜査関係者は「家族会議のわずか1日後に大人3人分もの大量の薬がすでに自宅にあったのか、3人が飲んだのではあればその薬の残りの現物、その容器、そして、入手ルート…。薬をめぐって分からないことが多数残っている。ここを重点に、今回の捜査を担う捜査一課が慎重に調べている」と話している。

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