プラス・マイナスが上方漫才大賞初受賞 先輩のテンダラー・白川に先に泣かれ、2人も思わず涙

2023年05月27日 18:58

芸能

プラス・マイナスが上方漫才大賞初受賞 先輩のテンダラー・白川に先に泣かれ、2人も思わず涙
プラスマイナスの岩橋良昌(右)と兼光タカシ Photo By スポニチ
 テレビや舞台で活躍した漫才師に贈る「第58回上方漫才大賞」が27日、大阪市内で開かれ、「プラス・マイナス」が結成20年の節目に大賞を初受賞した。岩橋良昌(44)は「交野市のイノシシが出るような山奥でネタ合わせしてた20年後に、こんな賞をいただけるなんて」と感激した。
 祝福に駆けつけたテンダラー・白川悟実が感涙し、それまで平静だった2人も思わず泣いた。舞台裏で反省会をするなど苦労を知る白川から「良かったです。尊敬する後輩」と言われ、こらえきれなかった。

 昨年は「ミルクボーイ」、一昨年は「かまいたち」が受賞するなど、名だたる人気芸人が受けてきた栄誉。大賞決定の報告を受けた2人は言葉を失い、しばしの沈黙の後「それはウソやわ!」「タチの悪いドッキリやわ」と信じられない様子をみせた。

 「本当に本当です」と言われ、「マジですか?喜んで良いんですか?」と兼光タカシが言い、岩橋も「これ以上疑ったら失礼やしなあ…」と、ようやく喜び爆発。岩橋は「すごい劣等感あったんですよねえ。賞レースで勝てないというのは。けど、誰かが見てるんだ」としみじみ。兼光も「たまらん…」とつぶやいた。

 大阪出身で、高校の同級生だった2人。兼光が岩橋を誘う形で2003年にコンビを結成。12年に同大会の新人賞、21年には奨励賞を受賞したが、M-1グランプリなどでは結果を残せず。それでも舞台に立ち続け、昨年は665ステージをこなした。コンビ結成20年の節目に、上方漫才界最高峰の栄誉をつかんだ。

 当日、漫才を披露して競う奨励賞は「吉田たち」、新人賞は「カベポスター」が獲得した。
【楽天】オススメアイテム