将棋の第8期叡王戦5番勝負は28日、岩手県宮古市の浄土ケ浜パークホテルで第4局が指される。27日には3連覇を目指す藤井聡太叡王(20)=王将、竜王、王位、棋王、棋聖含む6冠=と挑戦者の菅井竜也八段(31)が現地入りした。
対局場検分前に両者は、景勝地の浄土ケ浜で遊覧船「うみねこ丸」に乗船後、海岸で東日本大震災犠牲者への献花も行った。遊覧船でウミネコの餌付けに失敗したという藤井は、シリーズ成績2勝1敗で防衛に王手をかけており「多くの方に注目していただける一局になる。それに応えるよう精いっぱい頑張りたい」と決意表明。
カド番の菅井は「明日負けると叡王戦が終わる。最終局まで持っていけるよう頑張りたいと思います」とこちらも意欲満々だった。