羽生新会長&藤井王将の直筆署名が入る!アマ有段者向けの「免状」に申請殺到!?

2023年06月10日 05:09

芸能

羽生新会長&藤井王将の直筆署名が入る!アマ有段者向けの「免状」に申請殺到!?
藤井聡太王将(左)と羽生善治新会長 Photo By スポニチ
 日本将棋連盟の新会長に羽生善治九段(52)が就任したことを受けて、アマチュアの有段者向けに発行される「免状」に申請が殺到しそうだ。
 免状はアマ有段者に対し、日本将棋連盟が棋力を公認するもの。時の会長、名人、竜王が一枚一枚に直筆署名を入れてくれることで人気となっている。羽生会長の誕生によって、今後は藤井聡太王将(20)=名人、竜王、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠=という棋界を代表するスーパースター2人の署名が並ぶことになることから、将棋ファンから熱いまなざしが注がれている。

 そもそも免状のためには、段位の取得が必要だ。その方法には、連盟主催のアマ大会で好成績を残す、プロ棋士に推薦してもらう、連盟公認のオンライン将棋ゲームで昇段するなどがある。

 申請できるのはアマの初段から六段。連盟の公式サイトによると、発行の料金は最も安い初段で3万3000円、最高額の六段になると五段免状を持っていれば27万5000円、持っていなければ33万円だ。実際に免状を持つ有段者の一人は「将棋教室で指導員として教えていたときに、生徒や保護者への信用につながりました。履歴書にも書けたし、いろいろと役立つ。まして7冠を成し遂げた2人の署名が入った免状となれば、それは一生の自慢になるでしょう」と語った。

 連盟によると、羽生の7冠時代には約7000本を発行。近年は2000本台で推移しているものの、藤井が21年11月に竜王を奪取してから申請件数は増加傾向にあるという。

 連盟関係者は「藤井先生は1枚につき1分ほどのペースで署名を書いていく。羽生先生になると、それ以上の速さです」と指摘。連盟には、羽生の会長就任が確実になった4月ごろから問い合わせが相次いでいるといい「実際に会長になるまで待っている人も多かったので、これからは申請がどんどん増えていくのではないでしょうか」と見通した。免状欲しさに新たに将棋を始める人も増えることが予想され、将棋ブームがさらに加速しそうだ。

 ≪オンライン対局でも取得可能≫免状の取得方法はいくつもある。プロ棋士や指導員からの推薦、連盟支部の会員特典、将棋会館道場での段位認定、新聞や雑誌の認定問題で規定の点数に到達するなどによって申請できるようになる。このほか「将棋倶楽部24」「将棋ウォーズ」「81Dojo」のオンライン対局で段位を取得すると、実際にその段位と同じ免状を取得できる。

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