澤穂希さん“失敗しても取り返せばいい”　W杯準決勝でパスミスし失点も…逆転弾　勝利に導いた考えを語る

　サッカー元日本代表のエースで、11年のW杯優勝メンバーの澤穂希さん（44）が14日、都内でショートフィルムの祭典「BRANDED　SHORTS　2023」に出席。 　「Deloitte　Japan」のブランデッドムービー「Relentless　Challenger－その挑戦が未来を作る－」では、アスリート8人の言葉が紹介され、前向きなメッセージが表現された。

　作品内に登場した澤さんの「失敗しても取り返せばいい」という言葉について尋ねられると、澤さんは「私自身も、2011年の優勝したW杯の準決勝で、前半に私のミスパスで、失点してしまったんです」とコメント。「サッカーって、たくさん点を取り合いするスポーツではないので、その1点の重みが非常にあって。私はそのとき“あ、やばい！”と正直思ったんですけれど、でも常に前向きな気持ちで、“失敗しても取り返せばいいじゃん”って」と振り返った。

　当時について「選手たちにも声をかけてもらって、私自身もハーフタイムに“自分のミス、絶対自分で取り返す。絶対点取る”って」と意識が切り替わったという。結果、澤さんは得点し、逆転に成功した。澤さんは「何をやるのにも、失敗するというのはすごく恐れたりすることはあるんですけれど、でもその失敗も、糧になるし、取り返せばいいし、チャレンジすればいい」と、自身の経験を交えながら、改めて言葉に込めた思いを語った。