松竹　市川猿之助主演のシネマ歌舞伎「ヤマトタケル」上映取りやめ、坂東玉三郎主演作に変更

　松竹は16日、舞台公演を映画館で上映する「シネマ歌舞伎」の「月イチ歌舞伎」の8月上映作品を変更すると発表した。先月18日に東京都目黒区の自宅で倒れた状態で見つかった歌舞伎俳優の市川猿之助（47）が主演した「スーパー歌舞伎　ヤマトタケル」の上映が予定されていたが、坂東玉三郎（73）が太鼓芸能集団　鼓童と共演した「幽玄」に変更となる。 　8月18日から24日まで全国の映画館で上映予定だった。松竹は「変更となりますこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「なお、《月イチ歌舞伎》（2023）特別鑑賞３枚セット券は、シネマ歌舞伎 特別篇『幽玄』でもご利用頂けます」としている。

　「スーパー歌舞伎　ヤマトタケル」は2012年6月に東京・新橋演舞場で上演された公演をシネマ歌舞伎化した作品。二代目市川猿翁、四代目猿之助、九代目市川中車の襲名披露と五代目市川團子の初舞台の公演の模様を収録したもので、劇中では襲名披露口上も行われた。