大竹しのぶ　一人芝居「ヴィクトリア」PR　「挑戦しがいのある戯曲」

　女優・大竹しのぶ（65）が17日、21年ぶりに挑戦する一人芝居「ヴィクトリア」（7月5、6日＝兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、同8、9日＝京都芸術劇場春秋座）の取材会をリモートで行った。 　両親に愛された実感を持たないまま大人になり、夫には浮気され、夢と現実が交錯する中で生きる女性の物語。「一人芝居をやろうなんて、実はこれっぽちも思ってなくて。プロデューサーから“おもしろい戯曲があるから読んでみない？”って何げなく言われてたまたま…。1人は寂しいしキツい」と笑わせた。

　関西では初めての一人芝居。昨年秋には「女の一生」で京都南座に約1カ月滞在したが、ほとんど外出しなかったそうで、コロナ禍が明けたこともあり今回は「おいしいものを食べたり、お散歩とかいっぱいしたいな」と話した。

　「一人芝居という想像もつかないようなものに挑戦していますが、挑戦しがいのある戯曲。人間ってこんなに面白いんだ、と感じてもらえるよう頑張ります」とアピールした。