三谷幸喜氏 犯罪を犯した俳優の出演作に自論 「CMは駄目だとわかるし、テレビも難しい、映画は…」

2023年06月17日 22:51

芸能

三谷幸喜氏 犯罪を犯した俳優の出演作に自論 「CMは駄目だとわかるし、テレビも難しい、映画は…」
三谷幸喜氏 Photo By スポニチ
 脚本家の三谷幸喜氏(61)が17日放送のTBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜後10・00)に生出演。俳優の永山絢斗容疑者(34)が大麻を所持した疑いで、警視庁に逮捕された件について、自らの考えを語った。
 今回、永山容疑者は来年のNHK大河「光る君へ」に主人公・紫式部の生涯のソウルメイトである藤原道長の甥・藤原隆家役で出演するはずだったが、NHKが降板を発表。出演映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―決戦―」は30日に公開が迫っているが、配給元は公開の可否などを含め「対応を協議中」としている。同作は2部作の後編で、永山容疑者は主要キャストの一人。関係者は「後編だけ公開しないことも代替上演作を用意するのも難しい。このまま公開するのではないか」としている。

 三谷氏はこの流れについて「作り手側からすると、迷惑な話だなと思うんですけど」とした上で、「そもそも素朴な疑問で言うと、犯罪を犯した人が出演していた作品、その作品自体に罪はないわけで、上映できなくなるとか、放映できなくなるというのは、ちょっと分からない部分がある」と話した。
 
 「もちろんCMは駄目だとわかるし、テレビも難しいと思うんだけれでも、映画とかだと、自分のお金を払ってみんな見に行くわけだから」と三谷氏。この発言に安住アナは「見に行く段階で納得しているからいいだろうと」と確認すると、「という感じがちょっとするんだけれでも」と慎重に語った。

 三谷氏は20年1月、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の発表会見の際、「俳優の方々に言いたい。“オレ、スネに傷がある”という人がいたら、是非断ってください。なんで受けるんだ!と。切にお願いしたい」と発言したこともあった。

 ただ、犯罪自体については「僕もCMに出たことがあるんですけど、出た側に立って考えて見ると、やっぱり自分のCMが流れてる時は迷惑をかけたくないから、当然だけど、何もしないでおこうと。絶対、立ちションはしないぞとか固い決意を。そういう気持ちでいるから、なんでバレることが分かっていて、しちゃうんだっていうのを感じますよね」と話していた。
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