「どうする家康」五徳、涙の密告「つきやま」→信長“恩情スルー”「瀬名が聞き入れていれば」ネット無念も

2023年06月19日 05:31

芸能

「どうする家康」五徳、涙の密告「つきやま」→信長“恩情スルー”「瀬名が聞き入れていれば」ネット無念も
大河ドラマ「どうする家康」第23話。父・織田信長に文を書く五徳(久保史緒里)は涙を流し…(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は18日、第23話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第23話は「瀬名、覚醒」。瀬名(有村架純)が武田の使者・千代(古川琴音)と密会していると知った五徳(久保史緒里)は、父・織田信長(岡田准一)に密告。信長は水野信元(寺島進)が武田と内通していると言いがかりをつけ、徳川家康(松本潤)に処分を迫る。苦渋の末、伯父を手にかけた家康は、侍女・於愛(広瀬アリス)に癒やしを求めるように。一方、設楽原の“なぶり殺し”以来、心のバランスを失っていた愛息・松平信康(細田佳央太)に、瀬名は秘めたる大きな夢を打ち明ける…という展開。

 瀬名と千代が2回目の密会。門番を“買収”していた五徳は、父の“スパイ指令”通りに文を書き、涙。信長が受け取った文には「つきやま」の文字があったものの、佐久間信盛(立川談春)に命じて呼び出したのは、信元だった。文は燃やした。

 信長に命じられ、家康は伯父・信元を粛清。平岩親吉(七之助)(岡部大)がトドメ。見せしめのためだった。五徳は瀬名に「我が父は、裏切りは決して許しませんから。義母上、我らも気をつけなければなりませぬな。疑われるようなことがないように」と忠告。しかし、瀬名は結局、信康とともに「誰にも知られてはならぬ、恐れ多い謀(はかりごと)」の実行を決断した。

 SNS上には「五徳ちゃんの手紙には『つきやま』と書かれていたのに、いったん泳がして家康の反応うかがおうとするノッブ、怖すぎるよ」「五徳の告発状には、ハッキリ『つきやま』の4文字が。信長が瀬名を処断せず、伯父を殺させた意図を汲んで、五徳は警告する。ここで瀬名が聞き入れていれば、五徳はたぶん幸せだったんだろうなぁ」「五徳ちゃんのお手紙には、キッチリ『つきやま』とあるけど、いきなり本丸に斬り込まず、水野の処断を試金石にもってくるあたり、ノッブとしては『妻の不始末に気づいて止めろよ、白兎ィ』という優しさのつもりなんだろな」などの投稿が続出。待ち受ける悲劇を避けられず、無念の声も上がった。

 劇中、天正4年(1576年)春となり、亀姫(當真あみ)が奥平へ輿入れ。史実としては、築山殿(瀬名)が処刑され、松平信康が自害した悲劇「築山殿事件」(天正7年、1579年)が刻一刻と迫る。

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