一度観たら忘れられない…ファーストサマーウイカ 日本映画史上“最凶”のキャラクターに

2023年06月19日 06:00

芸能

一度観たら忘れられない…ファーストサマーウイカ 日本映画史上“最凶”のキャラクターに
解禁となった映画「禁じられた遊び」のポスター。ダブル主演を務めた橋本環奈(左)とジャニーズWESTの重岡大毅。中央はファーストサマーウイカ演じる最凶蘇り怨霊モンスター Photo By 提供写真
 タレントのファーストサマーウイカ(33)が、ホラー映画「禁じられた遊び」(監督中田秀夫、9月8日公開)で“最凶蘇(よみがえ)り怨霊モンスター”となる。
 橋本環奈(24)とジャニーズWESTの重岡大毅(30)がダブル主演。ウイカは重岡演じる男性の死別した妻で、息子の唱えた呪文で蘇り、人々を恐怖に陥れる美雪役を演じた。

 企画プロデュースを務めた平野隆氏は「企画段階から美雪を日本映画史上“最凶”のキャラクターにしたいと考えていました。(その中で)ウイカさんの爆裂トークに触れ、吹き出しながら、この方しかいないな、と確信しました」と起用理由を説明した。

 ウイカは中田監督の代表作「リング」の大ファンだけにオファーを快諾。「監督とご一緒できること、『リング』でいえば貞子のポジションである美雪役でオファーをいただけたことが本当に嬉しくて。喜びと興奮で“絶対やりたいです、お願いします”と即答したのを覚えています」と語った。

 ただ、苦労もあった。美雪は、蘇ったばかりの妖しげで美しい姿から、次第に身体中に植物のような黒い管を這わせ完全な異形へと進化していく。そのため4~5人がかりで4時間かけて特殊メークを施しての熱演。「擦れて取れちゃわないよう最小限の羽織りだけ、何か食べたらお腹も出ちゃうし、トイレもメークをやり直さなきゃいけないので出来る限り少なくして…と、フィジカル的にかなり忍耐力のいる撮影だった」と今作ならではの苦労を語った。

 一方で、撮影現場は非常に楽しかったと回顧。「本当にホラー映画撮ってるのかな?と思うほど終始みんな和気藹々(あいあい)と撮影させてもらえた環境がありがたかった」と感謝した。

 主演の重岡は「毎日とても早く現場に入って、4~5時間かけて特殊メークをしていました。特殊メークは取るのも一手間だそうで、撮影が終わった後も時間が掛かり本当に大変だったと思う。それでいてあの鬼気迫るお芝居をされていたのは、心から凄いなあと尊敬しておりました」と賞賛。橋本は「間近で見ていてもウイカさんのお芝居がとても怖かったので、スクリーンで見たならば更にゾッとするだろうなと思います」と期待を寄せた。

 ジャパニーズホラーの名手である中田監督も「特にクライマックスの美雪をウイカさんには、“一度観たら忘れられない”強烈さで演じていただき、現場で私は内心ゾクゾクしていました」と絶賛。ウイカの“最恐”演技に注目だ。
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