太田光 キャンドル・ジュン氏の「脅迫と思ってもらってもいい」発言に異論「本当に言ってほしくない」
2023年06月21日 12:22
芸能
また、「俺はね、思ったのはね、あのほらメディアに対していろいろ言ってたじゃない。脅迫状もいろいろ来てね、“僕はいいんだけど”って言ってたけどさ、“もし次来たら私が自分の命を絶ちます”みたいなことを、“これは脅迫と思ってもらってもいいです”って言ってたけどさ、脅迫で“私死にます”って言うのは、あれ言われるともう何にも言えないなと思っちゃうね」とコメント。
「あんまり俺はあの、いただけないなと。これは俺の個人の意見だけど、“あれ、殺すぞ”っていう脅迫と一緒だからね。あれはやっぱりあれを言われちゃうと、それこそ今ワイドショーとかびびりまくってさ、何にも言えない。あれは脅迫なんだよ」と強調。「本人も“脅迫と思ってくれていい”っていうさ、確かにそれはメディアからいろいろ言われるし、無名の匿名のやつから言われる、脅迫状も届くの嫌だよそりゃ。俺だって嫌だと思うけど、それ“殺すぞ”っていう脅迫と同じことになっちゃうって。キャンドルさん、やっぱり死なないでほしいなって思うし、普通にね」と続けた。
「で、やっぱりあの人ずっと福島でさ、いかに命が大切かってやってるわけじゃない。それはさ、素晴らしい活動なわけじゃない」と説明。「で、こんなことがあっても生きていきましょうねってやってる人がだよ、“今度やったら俺死にますから”って言うのは、それなんか自分のやってる活動すらさ、ちょっとなんか整合性が取れないっていうかさ、そこは肝なわけじゃない。命が大切っていうのはあの人のメッセージの肝なわけじゃない。それを脅迫の道具として自分の命っていうことを言うのはさ、おいらはちょっと…」「あれ言われるとな、ちょっと…」と異論を唱えた。
さらに「ほら子供のことが大切だって言ってたけど、俺ね、太田子供いないから分かんないだろって確かに言われるからそうなんだけど。俺がね、子供だった時、うちの親父、“もう自殺する、自殺する”って言ってたんだよ」と病気で他界した父について告白。「あれね、嫌なもんだよ、だからキャンドルさんの子がどう思うか分かんないけど、俺はね、あれ冗談にしてたけど、俺もいい年だったからね、そこまで傷ついてどうこうじゃないけど、家に帰るたびにさ、“光、俺は自殺するからよ”って言うわけだよ、うちの親父が。あれ嫌なもんだよ。俺は笑い飛ばしてたけどね」と回顧した。
「やっぱ思い出すとさ、うちの親父も(晩年は)足腰立たねえでさ、まあもうちょっと元気もなくなって。だけど薬やたらと飲むんだよ、病院でもらった薬飲みながら、“光、俺自殺するからな”って言うんだけど、そうすると、うちのお袋がさ、“冗談なんか言って、自殺なんかできるわけないじゃない、何言ってんの”って空気も悪くなるじゃない」とも語り、「どうにもできないじゃん」などと続けた。
「お袋はドライで強い人だったから、毒舌だったけど、あれ聞いてるお袋も、嫌だったんじゃないかなって思うんだよね」とし、「そういう意味でいくと、自殺するぞっていう脅迫は、本当に言ってほしくないなと思うし」と力を込めた。
「キャンドル・ジュンさんのやってることはきれいごとじゃないんだから。命が大切で、これからみんな生きていこうっていう人だから、やっぱああいうことは言わないでほしいなと思うけれどね。平和を訴えてる人だし、被災地に行って、亡くなった命っていうのはどんだけ大切な命だったってことを言ってる人だからこそ、私はやっぱり生きてほしいし。脅迫なんて嫌ですよ。匿名の顔もないやつにさ、最低ですと言われるのも嫌だけれども、分かるけれどもね」と繰り返した。
キャンドル・ジュン氏は18日に都内で行った緊急会見で、これまで自宅や自身の店などに脅迫電話などがあったことを明かし、現在もSNSで誹謗(ひぼう)中傷されていると主張。「匿名でいろいろ書かれる方、できればやめていただきたい。脅迫文を送ったりとか、会社とかスタッフには送ってほしくない」と訴えた。また「それが止まらないのであれば、次は私が命を絶とうと思います。これを脅迫と思ってもらってもいい」と語気を強めていた。