上川隆也「興味本位で」俳優になったきっかけは求人誌の「スタッフ募集」 大学中退時の家族の反応は

2023年06月22日 14:52

芸能

上川隆也「興味本位で」俳優になったきっかけは求人誌の「スタッフ募集」 大学中退時の家族の反応は
上川隆也 Photo By スポニチ
 俳優の上川隆也(58)が21日放送のフジテレビ「TOKIOカケル」(水曜後11・00)にゲスト出演。俳優になったきっかけを明かした。
 1989年に24歳で舞台俳優としてデビューした上川。「TOKIO」の松岡昌宏から「デビューした頃の自分に言ってあげたい言葉は?」と問われると、「“お芝居で食べられてるよ”ですかね」と回答した。

 「僕がお芝居を始めた動機の中に、これで名を揚げてやろうとかっていうものがなかったんですよ。お芝居がやりたいだけで始めてしまって。そこから大成しようっていう考えが一切なくて。思慮が足りなかったって言う考え方もできるんですけど。それがどういうわけか今もお芝居で食べられてるっていうことが驚きでしかない」と説明。「そもそもお芝居をやろう、役者になりたいっていう思いは一切なかったんですよ。子供の頃に。そして20歳過ぎる頃までは」とも話した。

 だが、大学に入ると「自分のやりたいことと違うことに気づき始めた時期だったんですね」とし、アルバイトも自身には合わなかった時期に、求人誌でスタッフを募集する劇団を知り、「これが面白そうだなって。本当に興味本位で」応募してみたとした。

 その劇団は「小学校や中学校の体育館にお邪魔して、お芝居をお見せするような劇団で、そしたら子供相手に見せるお芝居があまりにも面白くて」と上川。「ちゃんとやるとちゃんと笑ってくれるし泣いてくれるんですね。ダメな時は全く反応してくれないし。この明確な差がやりがいにつながっていってしまって。で、お芝居が面白い、と思ったのが20歳すぎのことだったんです」と回顧した。

 そうして俳優、スタッフとして「で、学生ではありましたから。1年間だけやろうと思って。決めて、1年間やって復学したら、さっき感じてた自分のやりたいことと大学での活動の差がもっと明確になってしまったんですね。これはもうお芝居だと思って、(新たな劇団を)探し始めたのがきっかけだったんです」。そうして所属したのが「演劇集団キャラメルボックス」だったとした。

 大学を卒業してからかと聞かれると、「いえ、在学中に見つかって、入団と同時に大学にはすいませんって」と中退したという。家族は心配しなかったかと聞かれると、「そこが僕にとって大きな転換点にもなったと思うんですけど、何も言わずにいてくれたんですよ。やめろって言われてたら、僕としても分からなかったんですけど、好きにさせてくれたので、自分のやりたい、好きだって思いだけで、飛び込むことができたんです」と振り返った。
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