かりゆし58 デビュー曲700枚しか売れずそのうち100枚購入した人物は… クビの危機救った曲とは
2023年06月23日 21:47
芸能
「アンマー」の歌詞について、MCの加藤浩次が「これ実話ですよね?」と前川に尋ねると「母と僕のやりとりをスケッチしたような曲なんですけど」と、若かりし頃に荒れた生活をしていた際の母とのやりとりだとした。
また、かりゆし58のデビュー曲は700枚しか売れなかったが、そのうちの100枚を前川の母が購入していたことも明かされた。さらに、次の曲が売れなかったらクビとなる状況で、前川が迷惑をかけた母に感謝の気持ちを伝えたいと書いた曲。すると、この「アンマー」が2006年「日本有線大賞新人賞」を受賞した。
前川は「この曲が自分の人生を変えた大きな存在なんです」としつつ「いろんな人に“この曲いいね”って言ってもらうと、どんどん恥ずかしくなっていって。“いやいや。こんな若造が書いたしょうもない曲、勘弁してください”っていうことがどんどん増えていってしまった」と振り返った。
その前川を救った言葉があった。それは「それを見かねたのか沖縄の島唄を何十年も歌い続けている先輩」とした。その先輩からは「僕や君が詞を書いているわけじゃないよ。詞っていうのは元々そのへんに落ちているもので、形を壊さないように掘り起こすのが俺たちだ」と金言を授かった。
この言葉にスタジオからは感嘆の声が包んだ。加藤は「へぇー。すごい言葉を言うな。発掘作業みたいなことってことですよね。水野さんもそういう意識ってありますか?」が音楽ユニット「いきものがかり」水野良樹に質問した。これに水野は「いや、今お話を伺いながら、なんて自分は作為的に作っていたんだろう」とコメントしてスタジオを笑わせた。