【今夜のどうする家康】第24話「築山へ集え!」悲劇目前…カギは木彫りの兎?松本潤&有村架純「重要」
2023年06月25日 10:00
芸能
「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。
第24話は「築山へ集え!」。瀬名(有村架純)と松平信康(細田佳央太)が各地に密書を送り、武田方をはじめ多くの者が築山を訪ねていることを知った徳川家康(松本潤)。これが織田信長(岡田准一)に伝われば、命より大事な妻子を失うことになる。苦悶の末、家康は石川数正(松重豊)らと共に築山へと踏み込む。しかし、家康を待ち構えていた瀨名は、内々に進めていた途方もない計画を明かし…という展開。
有村は24日、同局「土スタ」(土曜後1・50)に生出演。第17話「三方ヶ原合戦」(5月17日)の一幕について語った。
家康は出陣前、「ひと目会っておきたくてな」と築山の瀬名を訪ねる。
家康「これ(木彫りの兎)は、わしの弱い心じゃ。ここへ置いていく。持っていてくれ。瀬名、そなたは何があっても強く生きよ。(立ち上がり、瀬名に背を向け)ここは真に、夢のような場所じゃ。ここには、指一本触れさせぬ」
瀬名「殿、いつか必ず、取りに来てくださいませ。殿の弱くて、優しいお心を。瀬名はその日を、待っております」
VTR出演した松本は「もしかしたら、もう会えなくなるかもしれない瀬名に、自分の手で彫った兎に思いを託して渡したんですけど、僕は背中を向けて話していて、瀬名は家康の顔を見ずに、その思いを感じ取る。そういう描写は時代劇ならではの奥ゆかしさというか、機微があるなと。ある種、面と向かって話すより伝わる瞬間があったりするので、僕は凄く好きなシーン。瀬名に渡した兎というのは、今後も重要な役割をなしていくので、その辺も含めて印象的なシーンですね」と語った。
スタジオの有村も、松本や小野見知監督と話し合いながら作り上げた場面だと明かし「私も好きなシーンですね。凄く大事な、重要なシーンです、兎は」と応じた。
史実としては、築山殿(瀬名)が処刑され、松平信康が自害した悲劇「築山殿事件」「信康事件」(天正7年、1579年)が目前に迫る。