フジ解説委員・風間晋氏 ロシアの内乱に「シロビキが今回の機会に異物を排除したということ」

2023年06月26日 10:20

芸能

フジ解説委員・風間晋氏 ロシアの内乱に「シロビキが今回の機会に異物を排除したということ」
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が26日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ロシアの民間軍事会社ワグネルによる武装反乱について言及した。
 ワグネルの創設者プリゴジン氏は24日、首都モスクワへの進軍停止を表明。同氏は今後、隣国ベラルーシに出国し、事実上の亡命とみられる。懸念されていたワグネル部隊とロシア軍の衝突は回避されることになった。ロイター通信によると、ワグネル部隊は制圧していたロシア南部ロストフ州にある南部軍管区司令部から撤収した。これに先立ちベラルーシ大統領府は、ルカシェンコ大統領がロシアのプーチン大統領との電話会談を受けてプリゴジン氏と協議し、ワグネルが進軍をやめ、緊張緩和の措置を講じることで合意したと発表。事態打開のために仲介役を担ったと強調した。ロシアのプーチン大統領は一時「武装反乱だ」と非難し、鎮圧すると表明。これに対し、プリゴジン氏は「大統領は大きな間違いを犯した」と投降を拒んでいた。

 風間氏は「今回はシロビキというロシアを実質支配しているといわれる軍と治安関係のまとまりが、軍歴もないし本来アウトサイダーのプリゴジンが正規軍の外で実力部隊を動かしているという状況を、これまではロシア国外だったから容認していたけれども、今回はロシア国内で軍事行動を起こしたので一線を越えた」と指摘。「プーチンさんも結局シロビキという大きな塊の上に乗っかっているだけ。善後策を協議したのもシロビキという塊の中の人たちですから、やはり彼らがプリゴジンというある意味、異物を今回の機会に排除したということだと思います」と自身の見解を述べた。
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