足立梨花&TATSU 異例の手話通訳同席2ショット結婚会見「聞こえる人にも聞こえない人にも届けたい」

2023年06月26日 16:18

芸能

足立梨花&TATSU 異例の手話通訳同席2ショット結婚会見「聞こえる人にも聞こえない人にも届けたい」
<足立梨花、TATSU結婚会見>TATSU(左)と手話で会見する足立梨花(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 女優の足立梨花が26日、手話パフォーマンスユニット「HANDSIGN」のTATSU(年齢非公開)との結婚を発表。同日午後に都内でツーショット会見を行った。2人はこの日に婚姻届を提出。双方の所属事務所が発表した。近年、著名人のツーショット結婚会見は珍しく、TATSUは黒のスーツ、足立は薄紫のワンピースで登場。そして手話の通訳が同席する中で会見がスタートした。
 始めにTATSUが「本日はお忙しい中ありがとうございます。今日は私たちのためにお集まりいただきありがとうございます。これから記者会見をはじめたいと思います」とあいさつ。続いて足立が笑顔で「足立梨花です。私たちのために急きょお集まりいただきありがとうございます」と2人とも手話と声であいさつ。それぞれがマイクをサポートする“共同作業”を見せた。

 手話の通訳を同席しての会見についてTATSUが「聞こえる人にも聞こえない人にも届けたいと思って(このような形での)会見を開きました。私たちの声を手話で通訳させていただきます」と説明。その姿を足立は優しい笑顔で見つめた。

 結婚したことへの思いを聞かれると「素直にうれしい」とTATSUがほほ笑めば、足立は「なかなか実感がわかなかったが,朝に婚姻届を提出して名字が変わって結婚したんだな、と実感。フワフワしていたが、今日凄く実感して、とてもうれしい」と笑った。

 お互いの第一印象については「当時から優しくしていただいていて、楽曲で手話を使う部分がたくさんあったが、手話でないとコミュ(ニケーション)が取れない部分あって、そこを助けていただいたりしていた。優しくていいかただなと」とおのろけ。TATSUは「足立の笑顔が素敵だなと思った。演技していただいて手話が上手で、演技に惹かれた。出会った瞬間から結婚しようと…それはさすがに怖いですよね(笑い)」と“一目ぼれ”だったことを照れながら明かした。

 足立は1992年10月16日生まれ。2007年、「第32回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを獲得し、08年にテレビ朝日系ドラマ「未来講師めぐる」で女優デビュー。天真爛漫なキャラでさまざなバラエティー番組に出演、NHK朝ドラ「あまちゃん」で有馬めぐ役を演じ、 女優としても注目を集めた。

 TATSUは神奈川県出身で、江戸時代に農村の復興に尽力した二宮金次郎の末裔。2005年、ボーカル&手話パフォーマー「HANDSIGN」を結成し、歌とストリートダンスに手話を取り入れた活動を日本で最初に始め、新しいパフォーマンス・スタイルを確立した。2010年には、エンターテイメントの登門といわれるNYアポロシアターのコンテスト「アマチュアナイト」で優勝。2017年、実話を元に製作した楽曲「僕が君の耳になる」がスマッシュヒットを記録し、2021年に映画化された。

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