広末との不倫騒動渦中も鳥羽周作氏新店舗に地元が期待する理由　古民家改修1億2000万円、料理は好評

　女優・広末涼子（42）との不倫騒動の渦中にあるシェフ・鳥羽周作氏（45）が長野県小谷村に開店予定の新店舗「NAGANO（ナガノ）」のレセプションが27日、店舗となる古民家で行われた。7月1日のオープンを前に、地元関係者を招いて開かれた大事な場。鳥羽氏の姿はなく「今は来ることなんてできないだろう」と冷めた声も聞かれたが、地元食材を使ったメニューの反応は上々だった。 　小谷村は県北西の端に位置。白馬連峰の山々に囲まれた豪雪地帯で、人口約2500人の過疎の村だ。昨夏に村を訪れた鳥羽氏が、古民家レストランの運営者を募集していることを知り、その後、指定管理者に選定され「NAGANO」を開くこととなった。

　4年連続ミシュラン一つ星の人気シェフが、おたり豚など地元食材を使い「共に作るレストランを」と意欲的に語る姿に、村側も大きな期待をかけてきた。だが開店直前になって、同氏のダブル不倫が発覚した。

　そんな中、行われたレセプションだったが、小谷産のそば粉を使ったガレットなど地元食材を使ったメニューの反応は上々。参加者からは「工夫して作られていて、おいしかった」と好評で、店舗スタッフの対応も「これから、ここで頑張っていくんだというヤル気を感じさせてくれた」と高く評価された。

　店舗となる古民家は村が築約140年の民家を取得し、およそ1億2000万円をかけてレストランに改修した。店のメニューは銀鮭（ざけ）にご飯や味噌汁がついたランチの鮭定食が3000円（税込み）。ディナーは旬の食材を使用した10皿の料理が振る舞われるコースをベースに、アルコールのペアリングなどがつく3つのコースがある。値段は2万～3万円（税込み）と高級レストランの値段になっている。

　レセプションには姿を表さなかった鳥羽氏だが、「NAGANO」の開店は、不倫報道の影響で仕事を次々と失った同氏にとって予定通り進む数少ない仕事の一つ。再び信頼を得るためには、誠実な姿勢を見せていくしかない。