清原博弁護士 市川猿之助容疑者の供述のカギはビニール袋「あえて自分から…証拠隠滅の意図なかった」

2023年06月28日 15:52

芸能

清原博弁護士 市川猿之助容疑者の供述のカギはビニール袋「あえて自分から…証拠隠滅の意図なかった」
東京・赤坂のTBS Photo By スポニチ
 国際弁護士の清原博氏が28日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、母親の自殺を手助けしたとして、警視庁に自殺ほう助容疑で逮捕された歌舞伎俳優・市川猿之助容疑者(47)の供述について自身の見解を示した。
 猿之助容疑者は先月17日から18日にかけて自宅で両親と一家心中を図った疑いがあり、警視庁は逃亡や証拠隠滅の恐れを踏まえて逮捕が必要だと判断した。今後、父親の死に関与した疑いでも調べ、猿之助容疑者が殺人容疑で再逮捕される可能性も浮上している。

 猿之助容疑者は「なるべく苦しまず楽に死ねる方法として、睡眠薬を飲んで眠った後、両親の頭にビニール袋をかぶせた」と供述している。清原氏は「注目しているのはビニール袋です。現場になかったんですよ」と指摘。「なぜ頭にかぶせたということを警察が知ったかとういと、猿之助容疑者がしゃべったからです」と解説した。

 清原氏によると、現場になかったはずのビニール袋について、猿之助容疑者自らが話したことが大きいという。「ビニール袋を頭にかぶせるというのは、知られたくない、知られたら不利益な事柄ですよね?本来ならしゃべらない方がいい。本当に証拠隠滅の目的でビニール袋を捨てたならば、それこそしゃべっちゃいけないわけです。でもあえて自分からしゃべったということは、自分からは証拠隠滅の意図はなかった」と分析した。

 猿之助容疑者は「(両親死亡後の)後始末を自分が行うことになった」とも話している。清原氏は「亡くなった後も後始末してくれと言われていたので、ビニール袋とか睡眠薬の空袋とかも一緒にきれいにゴミを捨てたんだと言っていると思う。それも、猿之助の言っていたことは、自分の不利益なことも含めて言っているから、信用していいんじゃないかと思います」とコメント。猿之助容疑者が隠しだてせず話していることが、逆に供述の信ぴょう性を高めているとの見方を示した。

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