清原博弁護士 市川猿之助容疑者への殺人容疑適用には疑問「生き残ってどれだけメリットがあるのか?」

2023年06月28日 16:20

芸能

清原博弁護士 市川猿之助容疑者への殺人容疑適用には疑問「生き残ってどれだけメリットがあるのか?」
東京・赤坂のTBS Photo By スポニチ
 国際弁護士の清原博氏が28日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、母親の自殺を手助けしたとして、警視庁に自殺ほう助容疑で逮捕された歌舞伎俳優・市川猿之助容疑者(47)への今後の捜査状況について、自身の見解を示した。
 猿之助容疑者は先月17日から18日にかけて自宅で両親と一家心中を図った疑いがあり、警視庁は逃亡や証拠隠滅の恐れを踏まえて逮捕が必要だと判断した。今後、父親の死に関与した疑いでも調べ、猿之助容疑者が殺人容疑で再逮捕される可能性も浮上している。

 一方で清原氏は「猿之助容疑者だけが生き残ったところで、彼にどれだけのメリットがあるのか?」と、殺人容疑の適用には疑問符を付けた。「舞台もある、映画もある、そういったところがあるのを分かっていて、自分が死んだらどうなるのか、想像が付くと思いますよ。損害賠償だって何億という金になるかもしれない」。関わった作品に対する責任、損害賠償を請求される可能性も示した。

 さらに「両親の自殺に関与していたら、両親の遺産は相続できませんから、お金も払えなくなる。いろんな意味で、自分だけ生き残っても、ただただつらい人生。そういうつらい人生、責任を負っていくことを覚悟してでも、自分一人で生き残ろうという思いが、果たして何のメリットがあるのか?」とも。「本人は死のうと思った。でもやっぱり本人は若くて健康だから、睡眠薬をのんだだけでは死に至らず、首をつろうとしたけど、意識もうろうとしていたから、死にきれなかったという言い分は、それも信用できると思います」と、自身の分析を口にした。

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