高嶋ちさ子　“恩人”高田純次の事務所に入った理由「家族会議で、さあどうしよう？って」

　バイオリニストの高嶋ちさ子（54）が、30日放送の「高嶋ちさ子の！ザワつく！音楽会」（後7・56）に出演し、芸能界入りのきっかけを作ってくれたタレント高田純次（76）との関係について語った。 　高嶋が通った東京・調布市の桐朋学園を訪ね、思い出探しをするロケ番組で、調布市出身の高田も参加した。

　まずは2人の関係を聞かれた高田が「俺がカリフォルニアにいた時に…」と初手からボケをかましつつ、「ゴルブ番組でしょう？」とまじめに答えた。

　高嶋は「高田さんのゴルフ番組のオープニングのテーマ曲に、私が弾いている曲を使っていただいてたんですよ」と説明。その際、高嶋がゴルフ好きだと知ると、スタッフから「一緒に回ってみますか？」と誘われたという。

　高嶋は「大してうまくないけど、一緒に回らせていただいたんですよ。それで私、ハンカチを持って行って、純次さんにサインもらって」と振り返った。その際に高田から「どこか事務所に入っているの？」と聞かれ、「終わった後に、“よかったらうちに来ない？”って誘っていただいた」といきさつを明かした。

　高嶋は当時、別の大手事務所からも誘われていたという。「家族会議で、“さあどうしよう？”って。みんな高田さん好きだから、うちの家族」。家族とも話し合った結果、高田の事務所にお世話になることを決めたという。「テレビの世界に強いから、『さんま御殿！！』とか、いろんな番組にお声をかけていただけるようになって」と感謝した。

　高嶋は現在、自身の事務所を立ち上げて独立。高田は「音楽の方ではトップクラスだけど、バラエティーでは大したことねえなと思ったから、押し出したの。バラエティーでこんなスターになったから、失敗したと思って」と、ジョークをまじえながら高嶋を褒めていた。

　高嶋は「純次さんにお会いしていなかったら今はないんで」とあらためて感謝したが、高田は「俺に会わなきゃ会わないで、別のところに行って才能が花開いていたかも分からないからな」と、珍しく優しい言葉をかけていた。

　トークはほっこりした流れになり、進行役の「サバンナ」高橋茂雄が「純次さん的には見守っている気持ちだったんですか？」と投げかけたが、高田は「見守ってる気持ちは全然なかったけどね」と突き放し、笑わせていた。